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えひめ大島島四国の特長

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えひめ大島島四国

大島の島四国は1807(文化4年)今から203年前に造られた。島内の三人の識者が四国88ヶ所を模して設置した。だがこれに人びとが集まることから、藩が快く思わず、三人を流罪にした。
ところが巡拝者は絶えず、1810年、門跡寺院仁和寺から「准四国八十八ヶ所霊場」の称号を受け、それ以降、自由に参拝できる様になったそうです。

その参拝方法だけれど、一年に三日、旧暦の3月19 20 21日「へんろ市の」として接待が行われ、納経帳への朱印が、この間三日間だけ行われる。祭りとして行われる行事のようである。

最近始まったことだけど、学校でこの日に合わせ、郊外学習として札所を何ヵ所か回ったり、接待の手伝いをしたりしているそうです。

歩き遍路にとっては良いコースどりがなされている。無駄がないと言うか、うち戻りと言うのもあるけれど、民家の庭先を通って次の札所に行ったり、道標に従っていれば道なりに進むことで行けてしまう。

他の島四国では気づかなかったが、道がほとんど舗装されているのに驚いた、畑や急な山道の細い道でもコンクリートで固められ、急な登りでは助かった。

どの札所にも、せいぜい高さ40cm位の半鐘が置いてあり木槌で打つようにしてあった。江戸時代からのことなのだろう。(形は吊り鐘にそっくりだ)

また各札所に奉納されている板がある。札所が対応する本四国の名前、本尊名、本尊の真言が書かれたている板だ。高さ30cmほどの木片に書かれ外壁正面扉上に置かれている。古い物がそのままに何枚も掲げられている札所もあった。

向島と因島の島四国を見てきたが、それらは本四国と同じ札所名を名乗っていたが、大島では本四国での名称とは別に札所の名前がある。
庵と堂と付くのが大半だが寺や坊などと付くものもある。

へんろ市は三日間である。それで88ヶ所をまわるのだが、一日29ケ寺回る計算で12時間巡拝するとして一ヶ所25分の参拝時間となる。移動時間を入れての話だから、先を急がなければ、納経朱印をできないわけだ。
一応の勤行するだけで20分である。テープのはや回ししても、歩いて移動するだけでも時間が足りない。

大島ではトイレが完備していたり、水道がある札所がある。向島因島ではほとんど見られなかった。

「大島ガイドマップ・お大師さんのいる島えひめ大島島四国」と言う新聞紙の大きさの地図が配布されている。へんろ市の時期がずれると入収できずらいかもしれないが、この地図と現地の人に聞くことで回ることができる。
もっと詳しい地図は300円でお寺や、いきいき館やローズ館で買える。

まあ、時期はずれで鍵が閉められご本尊を見られない所もあるけれど、誰もいないし、のんびりできる。そんな時期外れの島四国も良いですよ。
by henroseikatu | 2010-06-03 13:56 | 歩いて四国へ10年 | Comments(0)
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