駒坂峠から栄タクシーへ

f0222943_20532663.jpg

9月29日
二日続けて駒坂峠の茶堂に泊まった。ゆっくりと起きて鮎喰川で洗濯した。
13番大日寺から16番観音寺まで参拝した。
観音寺の近くのの有名な善根宿栄タクシーに泊まる。

駐車場の二階に七畳半の畳の部屋が二部屋ある。今日はそこに男六人が寝ることになる。
風呂でシャワー浴びれて、洗濯機がある。
私は訪ねて来たが、自転車の若者は、こんな所があるんだな遍路じゃないからな、と通りすぎたところで、栄タクシーの社長に呼び止められ泊まることになったそうだ。

部屋の壁には納札が所狭しと張ってある。札の他に写真や札所の絵も壁一面に張ってある。

今日は60歳の私は最年長、20代30代、40代の白人もいる。

⑤托鉢をすることの
やはり、腹に物を入れると腹から声がだせる。昨日腹ぺこで托鉢していた時は腹筋に力が入れられず、息は続かず声量もなかった。
勤行を繰り返し唱える。肘を上げているのが辛くなる。持鈴を置き、両手合掌をして般若心経だけを繰り返し唱える。両手を合わせていると唱えやすい、心が入るというか気が集中するというか・・・。

足元のザックの上に置いたコッヘルに、ちらほらお金を入れてくれる人がでてきた。ほとんど視線の外なので姿の確認のできぬまま、あわてて「ありがとうございました」と言うことになった。

背後は狭い歩道を挟んで車がひっきりなしに通っている。
今、背中側のことは全く気にならない、前も正面のごく狭い範囲だ。はずかしいので正面の遠い地面をぼゃっと見ている。

「これ、がんばってね」右側面から女性の声がして、コッヘルの上に小さい封筒と10cm四方の包装された箱を置いていかれた。振り向いてお礼すべきだったが、その間なく女性は去った。
こんな氏素性の分からぬ、いい加減な私に喜捨してくれるなんて、と有りがたくなった。

嗚咽がこみ上げそうになたった、両手合わせて「ありがとうございやす」となんども唱えた。頭が下がった。胸の合掌に顔がつき、ふるえながら、ありがとうございます、と繰り返した。

コッヘルに置かれた封筒などが気になったが、また勤行を唱えていた。
しかし箱がお金を入れるのにじゃまでもあったので、箱を脇に置いた。封筒の中身を確認のすると千円入っていた。四っ折りの紙幣が入るように封筒を切り、セロテープで封をしてあった。

さっきから、そろいのキャップかぶったおっちゃんたちのグループが幟を運んでいる。
そのうち警察官もやってきた。交通安全運動のキャンペーンをスーパー前でやりはじめる。

勤行するのもあきてきた。念珠をかけ合掌しながら、遍路の歌や、釜ヶ崎人情を歌った。さて歌が聞こえただろうか、車の騒音はあるし、お経を唱えているように見えたかもしれない。

また勤行を始める。お経を終えて、しばらく黙っていると、警官かちかずいて近づいてきた。「これどうぞ交通安全よろしく」と言って、透明な袋にはいった物をもらった。後部座席もシートベルトをなどのPRの他にテッシュと光を反射する輪ゴムが入っていた。
●写真は駒坂峠近くの鮎喰川、私が洗濯した場所
[PR]
by henroseikatu | 2010-09-29 20:53 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 井戸寺から家々托鉢、徳島駅托鉢 駒坂峠 茶堂にて >>