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初体験 商店街門付け

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2012年8月1日(水)
今、満濃池で昨日の日記を書いていた。昨晩は満濃池の東屋で寝た。これから、また金比羅方面にもどり、さらに丸亀に向かう、途中88ヶ所の霊場もあるけれど、別格18番海岸寺の納経が必要である。

2012年7月31日(火)

昨晩はJR琴平駅前の東屋の広いベンチの上で、オリンピック水泳のラジオ放送を聞きながら寝った。風があったので、洗濯物は朝までに乾いた。

金比羅さんの土産物屋を托鉢することにした。私は門付けは、家々の玄関で読経するイメージが強く、商店街で門付けしたことがなかった。商売やっている所で読経するのも、迷惑になるのではないかなと思い、慣れていないので商店街を目指しては門付けしてこなかった。

迷惑かえりみず。土産物屋や食堂、喫茶店、旅館のドアの脇に立ち、一礼してから読経を始める。今までの経験があるから、一度読経を始めれば、躊躇や恥ずかしさはなくなる。(なかなか、最初の一歩が出来ない気の弱い時もある。)
勝手に黙って店の前で読経して、押し売り的な感じもするので、礼儀正しく落ち着いて、読経させてもらっているの自覚をして門付けしょうと思った。
まず店の入口の脇に立ち、軽く会釈してから読経を始める。開経偈、心経、回向(あえて光明真言、御宝号は唱えない)を終えれば、一呼吸いれてから、深々頭を下げながら「ありがとうございます」と言い、頭を下げた状態で20数を数える。それから落ち着いた気分で隣の店に向かう、そのとき背筋を伸ばすことに気をつける。特に喜捨がないときほど落ち着き背筋を伸ばすこと。

店の人が見えたが声をかけずに読経を始めた、店の人は「これ」と言って名物「灸まん」を二つ頂いた。名前だけ知っていたが、後で始めて食べた。
隣で読経していた時、店の前に出ていた人はいなくなっていた、私は黙って読経し始めた、誰も店から出てこなかった、私は読経を終え隣の店に行った。

お客さんが来ていた、私は躊躇しながらも読経を始めた。しばらくして、お客さんの対応していた女性の店員からご苦労様と喜捨を頂いた。私は直ぐ退散しょうとした、お客様の対応に邪魔だと思うからだ。その店員さんは「お客さんのために無事を祈って下さい」と言われた。私はそんな対応を予想していなかった、門付けしながら金比羅さんの地元でお経を詠んで良いのかな、宗派が違いますなんて言われたりして、と思いながら歩いていた。読経が終わり頭を下げると、店員さんはお客様に構わず大きな声で「おきを付けて」と言われた。大人はどこにでもいるんだ。

土産物屋の筋から、古くからの街道高松道を行く、地元の商店街である、しばらくアーケードがあり、アーケードが途絶えても商店街が続く、寂れた店も多かった。

自転車でやって来た女性、「細かいのしかないけれど」と小銭をまとめて頭陀袋に入れてくれる。
「隣の者だけど」と、今まで読経していた家の人がわざわざ喜捨してくれる。
後のエピソードはもう思い出せない。なるほど商店街ではお客を待っているのだから、店先で読経すれば気付いてくれる。住宅街よりも喜捨の可能性は高いかも知れない。
托鉢していると百円玉が主で五十円玉が少し混ざる喜捨の場合がある、そんな時は総額にすればあまり集まらないことがある。
今日は十円玉を入れてくれる人も多かった。少ないですがと百円玉を入れる人がいるが、遠慮なく十円玉を入れて欲しい、次々に会う人ごとに十円玉を入れてもらうのが私の夢だ、百人に会えば千円、お札を見れば安穏する私である。

今日は話をする機会が多く気持ちが良かった。
ボケていると思われると困るので犬をつれ、犬の散歩してるの。
商店街の人が詩のボクシングにでるの、高齢になってから高校行っている人もでるのよ。
短い会話でも、していると気持ちが良い。因みに9時10分から11時30分まで門付けして、2562円の喜捨を受けた。

◎写真のバッグは満濃池
by henroseikatu | 2012-08-01 08:55 | 托鉢遍路 | Comments(0)
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