素晴らしい先達の作法

f0222943_35657.jpg

2013年1月11日(金)
素晴らしい先達の作法

32番禅師峰寺の本堂、階段をあがり縁側の角から本尊の十二面観音に向かい勤行しょうと、のんびりと身繕いしていた。
ややや!団体さんがやって来た。階段の下でロウソク、線香をあげ、次々に階段を上り交代に賽銭を投げ鈴をならしている。

しょうがない!逃げるにも逃げられず。団体の喧騒が続くなか私は縁側で読経を始めた。
しばらくして、団体さんも読経を始める。私は漢文の前に日本語文も唱えている、それで、やがて団体さんの読経が私に追いついてきて、般若心経が重なりあった。
団体さんの斉唱の読経が私の耳に付き、自分の読経が引っ張られそうであり、自分の読経に身が入らない。
さっさと読経していれば良かった、のんびりと構えているとこんなことになるな、と思っていた。
本堂での勤行を終わり、団体さんが大師堂で読経している間、私は海を眺めて休んだ。団体さんの読経が終わり、私は落ち着いて大師堂で勤行を始めた。

団体さんの読経は斉唱と書いたように、とても揃っていた。そして、先達が黒染めの衣の僧侶であったので私が団体の人に、檀家さんの団体ですかと聞いた。
すると「阪急交通社の逆打ちツアーの8回目だから」と答えてくれた。でも、こんなに揃っているのは始めて聞きました。

団体の読経が終わり、三々五々と移動して去っている間、先達だった僧侶は再び大師堂に手を合わせた後、香炉の中心を占める団体の人々のまだ燃えている線香を香炉の端に揃えて横にしていた。後からのお参りする人のために中心を空けてくれているのである。
このような僧侶が先達だから、読経も皆が揃うように指導されているのだろう。


写真は禅師峰寺の駐車場にある十二面観音像
[PR]
by henroseikatu | 2013-02-06 03:56 | 托鉢遍路 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< ワンデイザックに寝袋、毛布、着... 携帯を干しておいたら生きかえる >>