カテゴリ:托鉢遍路( 223 )

浅き夢すててただただ遍路道

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2013年2月2日(土)
浅き夢すててただただ遍路道

携帯が水没から復帰したが、あれ以来使わなくても充電がすぐきれてしまう。わずわらしいので携帯の契約を解除することにした。
無常である。
浅き夢に何時までも酔わず山を越えていこう。


晴天で歩くにはよろしく雑草である


ますますに背筋伸ばして読経する


楽しみは朝日夕日に手を合わせ
ひかりを受けて読経する時


歩み止め心ひらけば
風のためいき葉っぱのささやき


すがりつくものなし
それなりにひとつひとつすてていく
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by henroseikatu | 2013-02-06 04:03 | 托鉢遍路 | Comments(0)

それぞれのポリシー

2013年2月2日(土)
職業遍路それぞれのポリシー
以下二年位前の話である。
●私がしばらく同行したSさんは、宿毛松田川袂のへんろ小屋で、朝8時頃門付けをしょうとすると、「まだくつろいでいる時間だから托鉢したら迷惑だ、NHKの朝ドラ見て、子供たちが学校に行ってゆっくりしてから、9時前に行ったら早いって怒られるよ。」と言った。
たしか宮崎さんの遍路地図では朝は7時半から托鉢を始めると書いていなかったか。ある人はSさんと同じような理由で8時から托鉢を始めると行った人もいた。
私は門付けは7時半から午前中と考えていたが、今では9時から托鉢をするようにしている。

●「東屋の下にテントは張らない、東屋があっても東屋の隣にテントを張る」と私より年齢がいった先輩Aさんは29番国分寺近くの堤の地蔵尊の隣にテントを張っていた時に話してくれた。
「歩く距離はとても短い」と自分でおっしゃる。昨日泊まったのは土佐山田町松本のへんろ小屋の駐車場だそうである。距離にして5km程度か、このへんろ小屋は「宿泊できません」と但し書きがしてある。
私は露が落ちることもあるし、多くの時は軒下や東屋の下にテントを張ってしまう。多くの場合床にコンクリートを打ってあったりして下からの湿気が上がってこない。
ところが他の使用者のことを考えるとテントを持っているものがへんろ小屋を占領していれば、後からきたテントなしの野宿者の寝場所を奪うことになる。

●一番最初に書いた、宿毛松田川袂のへんろ小屋で私は雪に降られSさんと二泊した。
そこに、Bさんがやってきて、「連泊してはいけない、私はゆっくり進んで次の町に行くけれど連泊はしない」と言う。
確かに、連泊は地元の人に不安を与える。長期間テントを公園等に張り続けて困ったと言う話を聞く。
そのBさん7時にテントを片付ける私たちに「早いなおれはいつも9時までテントの中で休んでいるんだ。」と言う。
へんろ小屋のある場所にもよるけど、街中の川沿い朝晩散歩する人も多いのに、テントは早めにたたんだ方が良いと私は思った。
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by henroseikatu | 2013-02-06 03:58 | 托鉢遍路 | Comments(0)

ワンデイザックに寝袋、毛布、着替えだけHさんのこと

2013年1月11日(金)


門付けは、遍路道は荒らされていて100円位しか喜捨がないから、遍路道から離れた所に行く。

年寄りの居そうな家を選んで、呼鈴を鳴らし、出てきたら「二、三分お経を詠まして下さい」と言って般若心経を唱える、先方によって般若心経は違うなと思ったら、十二仏真言を唱える。
手元にダイソーで売っている、経本を何冊か持っていて先方の宗派によって読みかえるそうである。訓読般若心経、心経奉讃文、浄土宗経本などの経本を持っていた。
日曜日、休みの日は若い人が会社が休みで家に居るので、普通の日がよい、年寄りしかいないので。また夜間に門付けすることもある。

門付けは七軒位しかいかない、三、四軒で5000円位になれば止める。
お馴染みの家があるんですかと聞いたが、明確な返答はなかった。
◎ワンデイザックに夏用寝袋、毛布、フライシートか入っている。野宿していて、寝袋の上にフライシートを巻くから風が吹いても大丈夫とのこと。
コートの上に、おいずると白衣、金剛杖、笠は竹で文字は書かれていない。
次は金比羅さんに行くと言う、一応歩き遍路であるが、交通機関を使っているようだ。
委細は書かぬが、四国に家があり妻もいて、仕事をすることもあるとのこと。

私の思う遍路や仏教徒との感覚とは違う点がある。これの方が職業遍路の一般的感覚かとも思う。
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by henroseikatu | 2013-02-06 03:57 | 托鉢遍路 | Comments(0)

素晴らしい先達の作法

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2013年1月11日(金)
素晴らしい先達の作法

32番禅師峰寺の本堂、階段をあがり縁側の角から本尊の十二面観音に向かい勤行しょうと、のんびりと身繕いしていた。
ややや!団体さんがやって来た。階段の下でロウソク、線香をあげ、次々に階段を上り交代に賽銭を投げ鈴をならしている。

しょうがない!逃げるにも逃げられず。団体の喧騒が続くなか私は縁側で読経を始めた。
しばらくして、団体さんも読経を始める。私は漢文の前に日本語文も唱えている、それで、やがて団体さんの読経が私に追いついてきて、般若心経が重なりあった。
団体さんの斉唱の読経が私の耳に付き、自分の読経が引っ張られそうであり、自分の読経に身が入らない。
さっさと読経していれば良かった、のんびりと構えているとこんなことになるな、と思っていた。
本堂での勤行を終わり、団体さんが大師堂で読経している間、私は海を眺めて休んだ。団体さんの読経が終わり、私は落ち着いて大師堂で勤行を始めた。

団体さんの読経は斉唱と書いたように、とても揃っていた。そして、先達が黒染めの衣の僧侶であったので私が団体の人に、檀家さんの団体ですかと聞いた。
すると「阪急交通社の逆打ちツアーの8回目だから」と答えてくれた。でも、こんなに揃っているのは始めて聞きました。

団体の読経が終わり、三々五々と移動して去っている間、先達だった僧侶は再び大師堂に手を合わせた後、香炉の中心を占める団体の人々のまだ燃えている線香を香炉の端に揃えて横にしていた。後からのお参りする人のために中心を空けてくれているのである。
このような僧侶が先達だから、読経も皆が揃うように指導されているのだろう。


写真は禅師峰寺の駐車場にある十二面観音像
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by henroseikatu | 2013-02-06 03:56 | 托鉢遍路 | Comments(0)

携帯を干しておいたら生きかえる

2013年1月29日(火)

テントで寝ていて、気がついたら、寝ている間、浸水したらしく携帯が濡れて使えなくなっていた。
これで時間のかかるメール打ち込みしなくて良いなと感じ、私と社会の接点がなくなると思った。これで、棄てられる、これで仏道修行に少し近づけるとも思った。
でも思っただけで、怠惰なキャンプ生活を続けていた。

携帯は使えないままほっていた。二週間位してから充電し直したら、思いがけず使えるようになっていた。
棄てられずまた煩悩のメールかな

私が四国遍路をしているのを応援支援してくれる人があり、続いて支援してもらおうと言う思惑もあり報告として遍路の記録をメールで送っている。
また職業遍路、いわゆる乞食遍路の実情を知ってもらい、四国遍路の本当の姿、本当の歴史をを知らせたいと思う気持ちがある。全然、伝えられていないけれど。
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by henroseikatu | 2013-01-29 07:55 | 托鉢遍路 | Comments(0)

宮崎道標

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2013年1月11日(金)

「へんろみち保存協力会」の道標も宮崎建樹さんがが亡くなられてから更新されずに朽ち果てていっている。
宮崎道標が地元の人の好意で延命されているのを見た。

写真Aは、分かりづらいが地面に置かれた宮崎道標です。
順打ちで32番禅師峰寺への道筋、石土池の側からトンネル前で南の細い道に入り坂を上る、突き当りのT字路。
正面の道路上にブロックを一つ置き、その上に、裏を板で補強された宮崎道標が置かれている。
この付近には他の道標やシールがない。

そこから寺に進み、参道入口から車道を右にそれ歩きの山道に入る。そこに立っていた宮崎道標が写真B。
柱の根元が腐って朽ち果てていたものに、誠に太い鉄筋が添えられている。
赤い道標の文字は薄くなっているが、今度は鉄筋が朽ちるまで、命長らえている。

最近は各地域で独自の遍路道案内、道標やシールで遍路道が明示されている。
私は2001年から遍路を始めた、宮崎さんが作った地図と共に宮崎道標が頼りだった。また住宅街で出合った遍路シールには、遍路道だと確認でき安堵したものである。
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by henroseikatu | 2013-01-12 08:42 | 托鉢遍路 | Comments(0)

12月托鉢報告 2012年12月

2013年1月9日(水)

12月托鉢報告 2012年12月
(1日〜27日)徳島県小松島市から高知県安田町 18〜27番

◎門付け 4回 総額2826円 (平均一回約706円)
○門付け1回の喜捨総額分類
500円未満2回
500円以上千円未満1回
千円代1回

◎スーパー托鉢 27回 総額27713円 (平均1回約1026円)
(スーパー托鉢時間の基本は1時間か1時間30分。同じスーパーで2時間行った場合は2回と数える。喜捨の無かった1回は集計から省いた。)
○スーパー托鉢1回の喜捨総額分類
0円1回
500円未満3回
500円以上千円未満12回
千円代11回
2千円代1回

◎12月の総収入は上記の合計で30539円で日数31で割ると一日約985円で生活できたことになる。
この他に、お米、みかんの喜捨もあった。

◎徳島ではスーパー托鉢は思うようにいかなかった。室戸岬を回り25番津照寺近くのスーパーで思った以上の喜捨の額になった。それ以降スーパー托鉢は上手くいっています。
現在、スーパーの前に立つことは躊躇なくできてしまうスーパーから断られれば止めれば良いと思っている。かっては店の動向を気にしたが、今は集中すれば半眼で斜め下に視線を置くから周囲の動向が入ってこない。
門付けは、いまだ一軒目の玄関前に立つのに相当の気力がいる。
そんなこともあり、すっかり門付けをする気がなくなってしまった。スーパー托鉢だのみになり、同じスーパーで午前中、夕方と各々2時間托鉢することもある。

◎以下、12月中に記録できた喜捨してくれた人がかけてくれた声。
○細かいのなくてコーヒー代にでもして下さい、お椀持っている方が良く入っているようですよ。
(こう言われてから、スーパー托鉢では椀を持って托鉢している。)
○道中、気をつけて下さい。
○さしょうですが。
○なにしてん(子供が)
○寒いから風邪ひかないように。
○私も修行しているけれど、寒いから風邪ひかないように。
○あったかい物でも食べて下さい。
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by henroseikatu | 2013-01-09 08:49 | 托鉢遍路 | Comments(0)

高知日曜市で托鉢をしました。

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2013年1月6日(日)

高知日曜市で托鉢をしました。

以前、高知日曜市で托鉢したことがあった、その時は「ひろめ市場」に面した交差点の中央線側に立ちつくして読経を続けた。喜捨は、ほとんど無かった。しかしその時、傍に出店していた人がわざわざ私が立っている場所に来てくれて喜捨してくれて感激したのを覚えている。
そんな高知日曜市での辻立ちでの托鉢が上手くいかなかった、と話したら「出店している店に托鉢すればお金や野菜が溢れるほど集まる」と話してくれ人があった。
それで今回は野菜が山盛り集まってもどうしょう、と思いながら手提げ袋を準備して日曜市の露店に門付けすることにした。

高知日曜市は高知駅から南下する国道32号線から西に入る追手筋の南側片車線を城址公園まで露店が並ぶ。高知周辺の農家等が家族で出店の権利を受け継ぎ毎日曜日に続けられている。
8時過ぎに中央公園との交差点から西へ、城址の方向に露店の門付けを始めた。まだ人通りは少ない。各店の前でいきなり会釈し読経を始め、般若心経を唱え最後に「ありがとうございました」と言いながら深く頭を下げる。
喜捨がないまま次々の店に移る、店の端の方に立つようにした、隣接して店がない場合は体をほとんど店外に置いて真っ直ぐ前を向いて読経した。直立、前方直視であり、いきなり読経するので私の負い目もあり、店の人とほとんど目を合わせられなかった。
次々に店を移っても喜捨はない、私が読経しはじめると店番の人が店を離れることもも多い。
お客と店主が話していても、その脇で読経する。精神的に辛い、托鉢の姿勢を維持するために、背筋を伸ばす、声は大きくなくていいから腹から出すように注意した。周囲の雑音や視線に入る物を無視する。
ほとんどの店舗は私の存在を無視した。ハッキリと断ってくれたのは二軒だけだった。
だんだん人通りが多くなり、狭い店頭でお客さんの直ぐ隣で読経することになる。
これは修行だと思った、托鉢の姿勢を保つ事の修行、周りの環境に変わらず托鉢の姿勢を保つ修行だと思った。さらに後程強く思ったのだが、店やお客にとっては迷惑な托鉢者だと思った。

結局、最後まで門付け托鉢することが出来ず、信号機のある交差点二つ目まで2ブロック分、門付けをした。
それでも、8時15分から9時30分まで四軒310円の喜捨を受けた。この先のブロックには農産物を売る露店が多いので違う反応があるかもしない。

この様に緊張感で疲労困憊で信号機まで来て托鉢を止めようとして一服休憩していた。
そこで若者に呼び止められ、「大変ですね」と言われ財布の小銭をまとめて喜捨してもらった。それは露店での喜捨総額のやく2.5倍であった、私はそれで門付けの疲れがとれた。

朝から一人、遍路の人が露店の間の交差点で既に辻立ちしていた。私も別の交差点で辻立ちの托鉢をした。こちらの方は10時から12時まで二時間、で2690円になり満足いく喜捨になった。
辻立ちは普段の托鉢では出せない大きな声を出せて嬉しかった。
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by henroseikatu | 2013-01-07 14:31 | 托鉢遍路 | Comments(0)

幸福に思う

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2013年1月2日(月)
幸福に思う

午前中のことを前回「香南警察に向かって托鉢」と書いた、夕方から別のスーパーで托鉢をした。


とても幸福に思った。
スーパー前の托鉢を終えて、半額の巻き寿司と半額の肉じゃがを買い、スーパー前のベンチに座り托鉢の疲れを感じつつ缶コーヒーを飲みながら幸福だと思った。
今朝まで、缶コーヒーを買う金も持っていなかった。それが今自由に、いろいろ選んで買い物をしてきたのだ。

左手を広げ、右手を片手合掌し勤行をする、さらに般若心経を繰り返し読経する。
そのうち、左手の平に百円玉や五百円玉が現れてくる。
畑を耕したわけでもないのに、肉体労働をしたわけでもないのに、私の手の平にお金が現れてくる。
この不景気の時代、仕事のない人も多い時、働いても働いても貯金は増えぬ時。
最低賃金より効率が良く現金が、私の手の平に出現する。
いつも足った二時間ほどで托鉢で一日の糧を得られるのである。
普通八時間は会社に拘束されるのに、托鉢の二時間以外はとても自由なのである。
素敵にとても幸福だと思う。


托鉢を許してくれたスーパーの
弁当買って満腹になる

黙認の若き社員のやさしさに
塵を拾ってポケットに入れる

黙認のやさしさありて生きる我
我もやさしさを示そうと思う

やはり菩薩は幾人も手を添えてくれ押してくれ生かされて我
皆の前読経三昧菩薩あい
経本功徳ふりそそぐ我

楽しみは無心の読経持鈴の響き
こころ清らかになる時

楽しみは何れ届くか悟れるか
仏に全てゆだねきる時

無常などなくて次々に湧くドキドキに興味深々明日への期待冷気寒波怖くない雨が少し怖いだけ


もうやめとく
ちょつと異常だな
へんなホルモンが分泌しているのか?
駄文書いている。
おやすみ
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by henroseikatu | 2013-01-03 04:34 | 托鉢遍路 | Comments(0)

香南警察に向かって托鉢

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2013年1月2日(月)

香南警察に向かって托鉢

今朝は香南警察に向かって托鉢した。
覆面パトカーに男達が乗り込む。階段から制服の警官がかけ降りる、パトカーに乗り赤色灯をともし、サイレンを鳴らす、「緊急車両交差点に入ります」。

今日は国道を挟んで香南警察に対峙している。目に入るのは交通量の多い国道と、向かいにある香南警察の玄関である。
私はスーパーの入口の右側に立っている。駐車場は左側に広がっていて、右側には自転車置場があるだけである。
そこで私はスーパーを背にして道路越しに警察に向かっているのである。だから駐車場からスーパーに入る人達の姿は全く見えないのである。
退屈なので読経しながら警察署を観察していた。

昨日は元旦で通りがかったスーパーは休みであった。今日も休みの心配を少ししたが、開いてて良かった。
読経していると、入口で女性の従業員がとても小さい門松を私と反対の左側に置いていた。私は読経しながら邪魔にならないように入口の真ん前から少し脇に避けて読経を続けた。
しばらくするとこんどは男性の従業員が荷物を載せたカートを押して来た。私は小さくなりながら心の中で「お願いします、お許し下さい」と思い、小さくなりながら、また少し脇に寄って行った。

二時間の托鉢を終え、私が買い物をしていると、玄関の回りに「サンポイント、本日5倍の日」と言う幟を並べだした。
どうも私が托鉢している間は遠慮して、幟を出さなかったようである。
私は恐縮した。同じ系列の安芸のスーパーでは、社員が出てきて「うちの店頭ではお断りしているんです」と言われ25分程で出されてしまった。

本当にありがたい、

黙認
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by henroseikatu | 2013-01-03 04:33 | 托鉢遍路 | Comments(0)