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かん頂の滝 雄淵雌淵

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10月5日
この前、別格3番慈眼寺に来たときに、遠くから小さな滝をみて、諦めていた。だって慈眼寺を往復したばかりなのに、また急な坂を1kmも下り、また登って来なければならないのですから。

今日はその「かん頂の滝」に足を延ばした。
頭を後ろにしてやっと見上げられる、傍に来ているからね。そんな高さから落ちてくる水、滝口近くまでいけてスリル満点。滝の脇にによって、落下す水をよこから見ることがきる。
そびえ立つ岩壁が私に覆い被さる。高い位置の岩壁に不動明王が鎮座している。

降りてきた道を、そのまま下がって行き集落の入り口に、アート作品が現れる。単菅で構造を造り、丸太を針金で固定してある。一見、丸太がずんずん立ち上がっているように見える。これはちかくの雄淵(おんぶち)雌淵(めんぶち)をイメージした國安孝昌の「淵神の塔」言う作品だ。
2008年に徳島県で国民文化祭が行われた時に、上勝町ではアーティストを招聘して4つの作品を作ったそうだ。
それと同時に雄淵雌淵の周辺を整備して、人をよんでいる。
10月5日2
「かん頂の滝」に比べたら「雄淵雌淵」はスケールが違うのだけど、地元の人は「かん頂の滝」は淵がないからなと言っていた。
写真では見えないけれど雄淵の後ろ彼方、小さく「かん頂の滝」が見えます。

ここまで来たら「かん頂の滝」はぜひ見たいものです。余裕があれば雄淵雌淵もついでにアートも見て下さい。

19-20●かん頂の滝[慈眼寺からの車道、歩き遍路道分岐1km下]
かん頂の滝のかん頂とは、仏教用語で霊水を頭から頂くという意味でつまり、水行(修行)のことである。その昔、弘法大師(空海)がこの滝で修行したことからこの名が付いとも言われる。
この滝は直下七〇メートルで別名「旭の滝」と呼び、晴天であれば午前八時頃より十時頃までは滝の飛沫五色の虹となって壮観であり、世人は「不動の来迎」という。
上勝町
[編集者註 最近は水量が少なく虹は見えない][2010年四国遍路みちぞい物語]

19-20●淵神の塔[]
作品名 淵神の塔 作家名 國安孝昌(日本)作品説明 地域の誇りである、雄淵・雌淵の力強い水の流れ、をテーマに、景観に霊力を感じるこの場所と、わかちがたく一つになった作品を制作しました。水は命の源、水の神様である竜神の造形化です。上勝を訪ねる人々のために、雄淵・雌淵の入り口のサインにしたいと思います。
[2010年四国遍路みちぞい物語]

19-20●雄淵(おんぶち)雌淵(めんぶち)[]
古くから「おん渕」「めん渕」の名称で語り継がれ、藤川谷川支流、関ヶ谷川にあり、かん頂滝の下側に位置している。
「おん渕」は上流に位置し水の落差もあり、渕も深く大きい。少し前まで夏の時期にはウナギの幼魚が、流れの緩やかな岩面を上流に昇っていた情景があった。
「めん渕」は下流に位置し、落差、渕も「おん渕」に比べて小さく優しさが感じられることが名前の由来であるといわれる。
古老によれば勝浦川のアユがこの渕まで自然そ上して来た時は農作物が豊作になる年であると言われてきた。上勝町いやしみち
[2010年四国遍路みちぞい物語]
●他の記事はブログ「四国遍路みちぞい物語」を見て下さい。
by henroseikatu | 2010-10-05 21:26 | Comments(0)
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