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足摺托鉢 土佐清水泊

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11月11日(木)
足摺岬、金剛福寺から土佐清水方面へ向かう、下り坂に入る所で右側にまがる。その裏道で坂を見下ろすと家が欠けているので、左の路地に入る。そこから托鉢を始めた。玄関が反対側にあったりして反応してくれる家はない。坂の終わりに店があって、さっきから声が聞こえていた。
お経上げさせて下さい、と声をかけると「どうぞ」と店の奥から奥さんと、駐車場で魚をさばいていた御主人から同時に言われた。そして奥さんが喜捨してくれた。
いつもは喜捨の金額は書かないようにしている。金額の多少は関係ないと思っているからだ。いや、金額が多いと喜ぶ私を戒めるためにも、喜捨のしてくれた人には同じ感謝を捧げたいと思うからだ。しかし、ここでは本音を書こう。
いま財布の中には35円入っている。食料はまだあるから何不自由していない。しかし土佐清水でコインランドリーで洗濯して、銭湯に入りたいので金銭に余裕を持っておきたい、だからこの托鉢に希望がかかっていた。
で頂いた喜捨は300円だった。普通は百円玉一枚がせいぜいなのだ、私はとたんに嬉しく成ってしまった。ここまで托鉢してきて駄目かと重い気持ちに成っていた。

托鉢をやる前には二日前の二軒200円を思い、目の前で喜捨を受けるのではないんだ、この先に受ける喜捨のため、今まで受けた喜捨に対してのお礼込めて、般若心経を唱え托鉢していくんだ、と自戒していたのです。

お礼を言い、次の家に行くと玄関の前に女性がいたので、声をかけると「どうぞ」と言われたのでお経を唱えた。
その女性は千円札を喜捨してくれた。
分からないもので反応が全くなかったのに、喜捨が続けてありしかも高額の喜捨が続く、あきらめずに続けろと言うことか。
それからこれで止めてはいけない、路地を抜け車道まで托鉢を続けた。
9時半から一時間の托鉢で、三軒から1400円の喜捨を受けました。

公園で、托鉢のことを携帯に入れたりしていたら昼になっていた。で食事にした、小麦粉を茹でて団子にして食べた、何時もは醤油と砂糖をからめて食べるけど、今日はシンプルにそのまま食べた、これもまた美味しい、小麦粉の味が感じられる。
やっと歩き出したのは1時半になっていた。毎日こんなことで、結願は遠いな、寒くなってくるし、・ ・・

大浜、中浜と歩く。中浜の町の中を通り階段を上る。墓地があり、その上に「六部堂」がある。水があり、堂の中で電気が使える。ここで寝ようかとも思った。しかし、まだ5時を過ぎたばかし、ここで夜間歩行の準備をした。

そこから少し坂を上ると車道に出る、右手に橋があり、左に行くと、これから行く土佐清水だ。ここから山越えする遍路道があるのだけど、暗くなるので車道を行く。
坂を下りきると、清水港の灯りが見えた。案外近いじゃない、と思ったのだ。なんのなんの、それから漁港を覗みながら、暗い道を歩くことの長いこと。
ようやく6時半に、足摺黒潮市場のある、鹿島公園に着いた。この公園の東屋に寝ることにする。

本日の歩行距離約12km
by henroseikatu | 2010-11-11 22:49 | Comments(0)
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