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お陰で洗濯できました。

2012年7月6日(金) 歩いて四国へ16日目

本州から四国には3つの橋が繋がっている。しかし人間が歩いて渡れるのは、尾道から出ている「しまなみ海道」だけである。
「しまなみ海道」は本州尾道から向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島を繋いで四国今治まで、橋で繋ぎながらの道である。
以前「しまなみ海道」を歩いて渡った時は、各島にある島四国を参拝して回った。

今日は因島から歩き出し生口島の中心地まで来た。
平山郁夫美術館の裏手にあたる休憩所で座って休んでいると、男の人に声をかけられた。
「家はあるの?」大阪から歩いてきました、托鉢しながら生活しています。「貯金あるの、年金もらっているの」大丈夫です。これからスーパーで托鉢するところです、なんとかなります。
その男の人に千円の喜捨をいただきました。
その男の人は「困ったらここに来たらいいから、夕方には来るから」と言うのでした。

思いがけない喜捨はありがたい。この余裕でコインランドリーで洗濯することにした。雨は続くし、どうせまた濡れるとシャツは三日間着ている。障害者トイレで身体をふき、着替える。コインランドリーの一番小さい洗濯機は10.5kg用で料金500円、8分100円の乾燥機を二回かけた。計700円の出費となった。

その後、近くのスーパーで托鉢した。
托鉢の終わった後、突然、突風が吹きだし雨がたたきつけた。
「竜巻だ、中に入ろう」と主婦は言った。私は荷物を拡げ食事の準備をしていたので、荷物が飛ばされないようにするだけであった。

今日は、このスーパーの軒下にある長椅子に寝るつもり。
今日も何となく何も悪いこともなく終わった。何回か急に降った雨にも大して濡れなかった。喜捨のお陰で着替えられたし、洗濯できた。
by henroseikatu | 2012-07-06 20:57 | 托鉢遍路 | Comments(0)
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