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再びの喜捨

2012年7月7日(土) 歩いて四国へ17日目

昨晩から今朝にかけて何回か雷鳴がとどろき風雨が烈しくおそいかかった。しかし私は生口島のスーパーの軒下で、濡れずにすんだ。

雨は上がった、朝6時過ぎ。昨日喜捨してくれた男の人がスーパーの私の前に自転車に乗ってやって来た。そして、当たり前の様に、スッーと千円札を一枚差しだした。私がおたおたしている間に「今度会うときは500円しかあげられないかもしれないけど」と言って、そそくさとパッと去って行ってしまった。
今まで、何人も私のような遍路姿で野宿している人を見ていて、どんな生活をしているのか分かっているのでしょう。
深い話を聴かずに、現金を渡してくれる。見返りを求めずに喜捨してくれる。慈悲行そのものである。

それに比べ、私は白装束で読経はするけれど、他の人を助ける慈悲行は全くしていない、持っている物を手放す喜捨はしていない。自我を捨てきらないでいる。

小さな私は、そこここで菩薩やお大師さんに助けられて、遍路生活を続けている。

ps.現在8日午後6時41分 伯方島の道の駅、明日の朝、最後の島、大島に渡ります。
今日は大三島のところミュージアムに行ってきました。太陽の照りつける、暑い一日でした。
by henroseikatu | 2012-07-08 18:54 | 托鉢遍路 | Comments(0)
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