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四国36不動霊場

今は四国36不動霊場を納経しながら廻っている。
四国88ヶ所霊場には、お詣りはするけれど納経(お寺で朱印、墨書してもらい300円払うこと)はしていない。88ヶ所霊場は何度も廻っていて、どこに何があるかも分かっている、不動霊場は始めて行くところもあり新鮮で良いのである。また88ヶ所霊場の遍路道沿いにありながら、失礼ながらお詣りすることがなかったお寺にお詣りできる機会になり嬉しいのである。

今年の9月1日、仏海庵さきの薄暗い入木バス停で寝るつもりで佇んでいた。夜8時は過ぎていたように思う、バス停前に街灯があり道路上は明るい。
そこに、遍路の男性が歩いてきた。まだ先まで歩くと言う、やっと天候が良くなってきて、少しでも先に行きたいとのこと。私も最初の時は先を急いだし、勤めのある人は休みの日が限られていて先を急ぐしかないのだ。
世間話をしていると、その男の人が「前に会ったことがありますね。」と言う。私は全く分からなかったのだが、話してみると去年の11月5日に香川県屋島にある四国36不動霊場36番の成田山聖代寺で話をした人だった。
その時私は、一年中不動霊場を廻っている人に連れられて始めて不動霊場に行って、その時会った人である。その時、私の知り合いと、この人は建治寺で感じた霊力のことを話していた。この時のこともあり、私はいま四国36不動を納経しながら廻っている。
10ヶ月ほど前に会った人に、また偶然会ったのである。「気をつけて下さい」の挨拶程度では分からなかったけれど、話し込んで分かった縁である。四国廻る点と点が偶然遭遇したわけである。不思議なことであるどれ程の確率なのか?
そんな再会は別々の人と何度かあった、三回目に会いたいと思っている人もあるが三回目はなかなか会えない。逆打ちすれば会える可能性は高くなるだろうが、私は最後の最後に会うべき人に会うために逆打すべきだと思っている。自分の命をかけるような強い切実な願意があって、その上で逆打ちしてこそ願意が成就するように思う。

四国36不動霊場を廻っている人は不思議な体験や霊力の話をする人が多い。弘法大師も祈願の本尊としていた不動明王である。
四国36不動霊場の納経はルーズリーフ形式もある、これは最初は300円で墨書朱印するけれど、二順目からはその寺の童子印を押し納経は200円である。10回20回結願すると参拝記念品がもらえる。そして36回の結願で新しい納経帳と念珠が霊場会よりプレゼントされる。
不動霊場にはいろいろグッズがある。各寺で一つづつの数珠を集める作る首輪がある。各寺の童子のお守りがある。続けて廻ろうと思わせて商売が上手いと思う。
一年中遍路している人で不動霊場を廻っている人の話はよく聞く。不動霊場にも何回も廻って先達になっている人がいる、私が曼荼羅で行った不動霊場で会った。
by henroseikatu | 2012-11-07 05:02 | 托鉢遍路 | Comments(0)
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