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牟岐図書館

2012年12月19日(水)

牟岐の図書館で去年発行された遍路の本を見つけたので紹介する。
牟岐駅近く国道沿いにポルタという商業施設がある。そこから橋を渡って川沿いを左に行くと牟岐図書館がある、そこの遍路の本のコーナーにこの本があった。
『四国遍路さまざまな祈りの世界』
拾い読みしかできなかったけれど「へんど」についての考察もあり、機会があればちゃんと読みたい本である。
新しく以下のことを知った。
表向き土佐藩の接待等の禁止の規制があったけれど、純粋信仰心のある人に対しての対応は許されていた。
明治期には托鉢や善根宿が禁止され、無銭の遍路は取締の対象になった。


『四国遍路さまざまな祈りの世界』
著者・星野英紀・浅川泰宏
発行所・吉川弘文館
発行日・2011年(平成23年)発行
定価・本体1700円+税

四国遍路の思想
四国遍路の歴史と現在・四国遍路の特徴・四国遍路共同体
四国遍路の人びと
伝統的四国遍路イメージとは・職業遍路と病人遍路・死のイメージと四国遍路・自分探し遍路と“哲学的遍路”・何度となく四国を巡る人びと
四国遍路の接待文化
遍路道を外れた遍路たち・接待と乞食圏・近世土佐藩の遍路統制・近代四国の遍路排除論・語り分けの文化(オヘンロサンとヘンド
四国遍路の現代的風景
歩き遍路ブームを読み解く・遍路道再生運動・虚空の道のかなたに
by henroseikatu | 2012-12-19 14:33 | 托鉢遍路 | Comments(0)
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