人気ブログランキング | 話題のタグを見る

九州八十八ヶ所百八霊場徒歩巡拝117日目 第94番大日寺

117日目2014年1月17日(金)
九州八十八ヶ所百八霊場徒歩巡拝117日目 第94番大日寺

第94番大日寺 急な階段を上がり、二階に上る。高さ60センチ程か本尊大日如来、お大師さんなど木造の仏像が並んでいて美しい、年々良い艶がでてくるそうである。
座って手を合わし読経する、眼前に石の合掌する地蔵さんがいて、読経していると眼が合う、表情が画一敵でなく可愛い。この地蔵さん、当寺の開祖が四国遍路中、気に入り、遍路道中持参し持ち帰り、抱き仏にしたそうである。

●以下、先代が残した文章●
   嘘から出たまこと
自身を信じる事は他の人に幸せをもたらします。
人生は演じるものでもあり、すべて自分が主人公なんです。
そうであってこそ夢を現実にと、成就出来るのですから、とても険しい道でもやがて美しいものへと変わるでしょう。
人の心は見えないのですが、例えば一本の大きな木をすみ筆で描いてみると、その木はある時は柿の木に見えたり、みかんの木に見えたり、花の木にも見えたり……他にも食べれない人達には色々と想像して楽しむ事ができるのです。これもありがたく美しいものですので色がない事も幸せなのです。
電車の窓から景色が見える時、万民が田畑を耕す風景、早朝の朝霧朝もやそばの花が咲く白い色、ひまわりの開き咲く真昼の太陽等、目で見える心の安らぎがあり、美味しい新鮮な魚等…食はお腹を満たす笑顔なのです。
みみずが百年生きれば蛇になり、蛇も千年修行すれば龍になると言われています。
「毒は毒をもってせいす」のではなく、その毒をも美しく受け入れる器を持っているような人の上に立つ人を見出す事が大切なのです。
くさいものにはふたをせよ、というような弱い心では世の中は偽善者が増えるばかりなのです。苦楽を供にしてこそせいせるのです。
それは仏様の広い心でお大師さまを迎える事なのであり、同行二人といえども同行世の修行大師さまなのです。
南無観世音菩薩…それが緑の早苗が黄色の稲穂に変わるのです。
又、こいのぼりのように空高く泳いでいる事なのです。
人の悪だくみを知って口をつぐんで、心にしまうべきか、申すべきか大変になったら一度は悔い改めるチャンスを与えて許してあげましょう。
情にかられたら他人が犠牲になるからです。
守るものが多ければ失うものも多いのですが、甘い事を言う者よりも苦い言葉が身を守ってくれるものなのです。
自分が主人公になって演じているうちに、いつか本物になれる事が、うそから出たまことであり、毒蛇もよい血清になるでしょう。
それがお大師さまの願いでもあります。
南無大師遍照金剛を唱えましょう。            合掌
金剛山大日寺
by henroseikatu | 2014-02-05 10:15 | 九州八十八ヶ所百八霊場徒歩巡拝 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 九州八十八ヶ所百八霊場徒歩巡拝... 九州八十八ヶ所百八霊場徒歩巡拝... >>