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東北三十六不動尊霊場 宮城1

東北三十六不動尊霊場 宮城1
2014年9月4日~9月14日


9月4日(木) 25番観音寺 国道から別れ、県道26号線で陸前高田の港を過ぎ、一度坂を上り下りる途中から観音寺の本堂の敷地に入る。
庫裏の玄関から本堂に入る。天井の高い広い本堂である、背の低い椅子が並べられ、マイク等の放送の設備もある。読経の響きも良かった。トイレを使わしてもらい、納経をして、そそくさと帰った。

9月5日(金)
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 さくら地蔵尊 陸前高田から国道45号線を南下し大谷海岸の入口、道路際の少し高い所に慰霊するのに良い場所があった。「大谷ー三島 復興の丘 三島「復興の丘」さくら地蔵尊」である。
道路からそんなに高くないが、地蔵尊の背景に、黒い土嚢の仮堤防、近くに大谷海岸東側の小さな漁港を望める。周辺に桜が植えられ慰霊の地になっている。手作りの感のある椅子などがあり、海を見ながら思いを馳せるのには都合が良い。
陸前高田の一本松近く被災した道の駅にも追悼施設があるが、そこは観光地になっており、落ち着いて佇むこともできない。まあ人が多いからな。

「復興の丘」の近くの「道の駅大谷海岸」にはトイレ等が再建され、農林水産物直売センターがあり、周囲には食堂もある。さらに一日、4千円の復興従事者向けレンタルハウスがあった。

9月8日(月) 26番大徳寺横山不動尊
本堂によらず不動堂に向かう、扉は閉じられ中を覗いても暗くて像は見えない。「堂内に上がりたい人は本堂までお知らせ下さい」という内容の張り紙があったが、御布施を渡せずわざわざ手数を掛けさせるのも悪いし、本尊の拝観にこだわらないので、堂の外で不動尊の勤行をした。
勤行を終えたとき、住職がきてちょっと待って下さいと言われ、その後「せっかくですからと堂を開けてくれた。震災で被災した像の修復がすんで立派な不動尊である。
住職がお茶を出してくれて、話を聞いてくれた。

9月10日(水) 27番神寺松景院 境内の諸堂などの案内板があり、読んで嬉しい。またサミュエル・ウルマンの青春の文章を掲示してある、その要を以下書き抜く。
「人は信念と共に若く疑惑と共に老いる
人は自信と共に若く恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く失望と共に老い朽ちる」

男子便所の中に破礼句の短冊が並んでいる。以下住職の例句である。
この不況留めて置きたくても出さねばこまるトイレのウン
落す都度 尻持ち上げるぽっちん便所
糞出して破礼句も出さぬか無礼者

本堂の中、天井からの明かりの中の正面全体を覆う巨大な不動尊が浮かび上がっている。優しい顔を度々見上げながら勤行した。

9月12日(金) 瑞巌寺五大堂 五大堂は瑞巌寺とは離れ、海岸沿いにある。昨夕は激しい雨だったが、今朝は久しぶりに晴れ渡った。五大堂には観光客、グループで行動している中学生などが続々と通過していく。土足厳禁と書いてあったので、靴を脱ぎ階段を上がり格子の間から明王をみた。
納経は瑞巌寺ということで、寺の境内に入ると、崖を彫り込んで五輪塔などがあった。寺の拝観には700円が必要とのことで五大堂の納経だけした。

9月13日(土) 別格塩釜神社 道沿いにあるし、その名称が気になり拝観することにした。表参道から長い階段を登り、社殿の入口にある左右の狛犬が狛犬らしくないヌーボーとした独特の顔をしていた。
塩土老翁神がこの地に留まり、人々に塩づくりを教えたことから、この神社が始まったそうである。
朱印は、隣の敷地の志波彦神社とセットで500円とのこと。私は志波彦神社はお参りしていなかったし、塩釜神社だけお願いしますと言ったが、若い葱に断られ、見開き2ページに2社の朱印を頂いた。
by henroseikatu | 2014-09-15 08:40 | 東北36不動尊霊場 | Comments(0)
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